Q&A
過払い金返還
過払い金が発生しているか否かの計算ができないのですが?
司法書士にご依頼いただければ、司法書士が金融業者から取引明細を取り寄せ、利息計算まで行いますのでご安心下さい。
金融業者に対して、過払い金の返還を求めて訴訟をすることがありますか?
はい。過払い金の返還については、納得のいく金額を返還しない金融業者も少なくありません。そのような場合には、司法書士が代理人となって訴訟を提起し、司法の場で解決を図ります。
なぜ金融業者から過払い金を返してもらうことができるのですか?
利息制限法という法律があり、そこでは例えば10万円以上100万円未満の貸付けについては金利は年18%を超えてはいけない、と規定されています。そして、その規定を無視した金利は無効となります。よって、当該無効な金利を受けとっている金融業者はそれを返さなければならないのです(これを不当利得といいます)。この不当利得の返還請求のことを、一般に「過払い金の返還請求」といいます。
契約書や領収書、カードなど何も無いのですが過払い金返還請求できますか?
契約書などが無くても、貸金業者は全取引履歴を開示する法的な義務がありますので、開示された取引履歴をもとに過払い金の返還を請求することは可能です。
完済してから5年位経つけど過払い金返還請求ができますか?
過払金の請求権は、完済してから10年間が経過すると消滅時効にかかります。
完済して5年位ならば請求可能です。
過払金返還請求をすると、ブラックリストにのりますか?
「貸金業者が債務者からの過払金返還請求に応じた場合に、その客観的事実を表す情報として当該債務者の信用情報に登録される情報」の廃止が決まりましたので、ブラックリストにはのりません。
自己破産をする場合でも、過払い金返還請求ができますか?
可能です。ただし、取り戻した過払い金は財産となりますので裁判所に報告する必要があります。
また、民事再生手続きにおいても、過払い金返還請求は可能です。